夢で見た海は真っ暗
防波堤に体育座りで 。
その瞬間待つように
寸前まで迫る波風を
。 無心にも眺めていた 。
地平は荒れて見えた 。
海が大きいことなど
昔から知っています
海は魚の水槽ですね 。
海では足がつかない
海では溺れてしまう
海面が大きく揺れる 。
。 波が手を繋いで踊る
潮目が私を睨んでる
。 深海の鯨が唸りあげ 。
深海に黒い穴を開く 。
水の合間に飲まれて
渦巻く泡が見えては
深海を落ちていった 。 。
深海の裂け目でした
噴き上がる空気から
。 懐かしい匂いがした
裂け目を落ち切った 。
水が喉に流れ込んで
肺を突き抜けていく
。 懐かしい味でしたね
冷たさと爽やかさは
黄色い目をしていて
。 縦に切られた瞳孔を
いくつも重ねた目で
。 優しく挨拶していた
遠く魚の群れの影が
。 頭上を通り抜けてく
冷たくて爽快でした 。
真っ暗な深海に僕ら
。 僕ら一人だけ空気を
吐いて水で息をした 。